水漏れに遭ったら(被害者側)

住まいに関するトラブル

水漏れに遭ったら(被害者側)

台所

加害者も大変ですが、被害者も相当大変なのが「水漏れ」です。

水漏れ事故は、悪気があってするものではなく、ちょっとした不注意が招いてしまう悲劇。

加害者側にとっても被害者側にとっても辛いものですし、この水漏れが原因で、近所同士の付き合いが悪くなってしまうこともありますので、注意が必要になります。

水漏れに遭ったら

まず、水漏れ被害に遭ったら、部屋の様子や濡れたものをすべて撮影しておくことが必要になります。

どこがどんな風に濡れたのかを、きちんと撮影しておく様にして下さい。

これは、後に保険会社に被害を報告する場合に必要になる可能性があります。

また、大変でしょうが「被害に遭ったものは、そのまま手をつけない」ということも大切になります。

後ほど、保険会社が濡れたものや壊れたものを確認しにくる可能性がありますので、濡れたものは証拠品になる可能性が出てきます。

これに関しては、加害者が加入している保険会社の指示を待ちましょう。

住める状態ではない場合

水漏れ事故に遭った場合、部屋の修繕が必要になる場合が多いので、部屋に住むことができなくなってしまう場合があります。

この場合は、修繕が済むまではホテルなどに宿泊することになるのが一般的。

もちろん、この場合にかかるお金も、加害者の負担になります。

また、会社への通勤などに交通費がかかる場合は、それも請求することができますので、領収書などをきちんととっておくようにしましょう。

全額弁償は無理だと思った方がいい

水に濡れてしまうと、家電製品や布団などは「使えなくなってしまう」ということが一般的です。

しかし「だから全額弁償して欲しい」と言っても、それが通らないのが水漏れ事故。

保険会社から出る賠償金は、すべて減価償却をした金額になりますので、被害者にとっては「納得できる金額にはならない」ということがほとんどなのです。

しかし、被害者であるあなたが「価格協定特約」という保険に加入していれば、時価ではなく「再調達価格」の適用を受けることが出来ますので、全額を保険でまかなえる可能性があります。

この様な保険に自分で加入しておけば、いざという時でも保険会社を頼らなくて済みますので、「万が一」のことを考えて加入をしておくといいでしょう。

この様な説明に関しては、不動産屋から説明があることは稀ですので、「事故が起こってしまって初めて、保険の大切さに気付いた」という人も少なくありません。

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