よくある悪質業者の手口
リフォーム詐欺は一時期社会現象にまでなったほどの大被害となったこともあり、現在では被害件数は少なくなってきているようです。
ですが独居の高齢者世帯は数多くありますから、そういった人を狙った悪質業者はこれからもしつこく存在し続けていくことでしょう。
リフォーム詐欺を行う悪質業者がまずよくターゲットにするのが、高齢者のしかも独居世帯です。
複数の人で住んでいると「息子に聞いてから」というような判断を保留する口実を与えやすいので、その人さえ承諾すれば契約完了になってしまうようなタイプの人がまず狙われます。
高齢者が多いのは、長年住んでいることで古い日本住宅が多いということと、一人暮らしで孤独がちであり話し相手として付け入りやすいということがあります。
また貯蓄額が多かったり、年金などで定期的に入るお金があることがわかっていると詐欺もしやすいと判断されてしまいます。
しつこい悪質業者を断るには
悪質業者の場合、最初から脅したりするようなことはあまりありません。
住宅を見て「瓦がズレてますね」や「柱の色がおかしいですね」といったようなことを最初に指摘することもありますが、相手に警戒心を抱かせてしまうと契約ができないため最初はやんわりとした雰囲気で世間話をしてきます。
手の込んだ業者になると数日~数週間も通いつめてすっかり気を許させてから「実は…」とリフォームの必要性を訴えてくるようなこともあります。
共通をしているのはリフォームをするように言い出してから契約をするまでの間、できるだけ急がせてくるということです。
考える余裕を与えると、家族に相談したり他の業者に相見積をとらせたりといったこともあるので、「今なら○万円も安い」「今月までしか適用されない法律がある」というようなことを言ってなんとかその日のうちに了承を取り付けようとしてきます。
どんな契約でも即決を急がせる業者によい業者はいません。
冷静に判断をするためにも、まず突然リフォームを申し出てくる人は一旦疑うというクセをつけておきましょう。